地方財政論
2010.06.05 センターのツツジがきれいです。(P-04A)
2010年6月5日(土)〜6日(日)
担当講師:雨宮照雄 (三重短期大学法経科教授)
この時期になると、朝の4時半頃でもすっかり明るくなっています。
そしてこの時期は
暑くもなく、寒くもなく、身体的には一番心地良く、
束の間の幸せを感じる季節です。
津駅下車後、今回もドトールコーヒーに寄りました。
ドトールのモーニングセットが定番になりつつあります。
授業のテキストはA3プリント32枚、A4プリント24枚。
今回は、自由に質問してくださいと
コメントカード(ハガキサイズ)を数枚いただきましたが、
任意提出だったので、1枚も出しませんでした…。
(というか書けませんでした…)
6/5(土)は主に税の話でした。その中で、法定外税が出てきたのですが、
そこで全国ないし地方のユニーク(?)な税が目に留りました。
中でも面白い(?)のが、法定外普通税の
歴史と文化の環境税(福岡県太宰府市)、
狭小住戸集合住宅税(東京都豊島区)
、法廷外目的税では遊漁税(山梨県富士河口湖町)などです。
狭小住戸とはワンルームマンションのことです。
ワンルームだと近隣のコミュニティーが希薄になりがちで、
自治的なことがなかなかまとまらないらしいので、
それを踏まえた課税なのだそうです。
(要は非協力的な方は入居しないでくださいとやんわり言っているようなものなんだとか…?)
あと、ふるさと納税の話も出てきましたが、これも市町村にとっては内心複雑な制度です。
A市に住んでいる納税者が、B市などに寄付をするということは、
要はA市がB市に寄付をしているのと同然なので、
最終的にA市の損益になります。
今現在、ふるさと納税を活用されている方はまだ少数ですが、
この活用が増えると
市町村によってはいろいろ差が生じてしまうので、
市町村的には何とも悩ましかったりします。
6/6(日)は夕張の話など。地方財政というと、やはり夕張は避けられません。
当時のニュースで夕張市が破綻しましたと聞いて、
市が破綻するものなのかと、
市の状況を知らなかった私は
半ば不思議に思っていました。
市の過剰投資が破綻の原因とされていますが、
銀行も市に(半ば積極的に)資金を貸していたらしく、そんな夕張の破綻の経緯を聞いて、
銀行にとって自治体は
いいお得意さんだということもよくわかりました。
この科目も案の定難しかったですが、とてもいい授業でした。
今回は中研修室での講義だったので、先生の肉声(マイクオフ)が近く、
どこかゼミに近い雰囲気がありました。